世界が崩れる前にETERNAL2に出会えたよ〜!!

 REAL RPG STAGEETERNAL2」荒野に燃ゆる正義、全10公演無事終了!!おめでとうございまーーす!!!!!


 いや〜〜本当に良かった!こういった状況下で全公演をキャスト一人も欠けることなく完走できて、本当に、本当に良かったです。

 キャストを始め、舞台スタッフさん裏方スタッフさん広報担当さんなどたくさんの方達が尽力してくださったお陰以外のなにものでもありません。本当に、本当にありがとうございました。そして、10公演というそこそこの長丁場、本当にお疲れ様でした。


 私は去年のETERNALを見に行って、最っ高!!大好き!!となったんですが、今年のETERNAL2も、もう!最高に!大好きです!!本当に本当に、この舞台を作ってくれた皆さん、本当にありがとうございます!!
 あとはあの、円盤をどうにか。映像に残らないなんて言わないで、どうか円盤を売ってください。12一緒でいいので。いつでも見れるように手元に置いておきたいので。お願いします!!っていう要望はどこに出したらいいんですか!!ネルケですかLDHですか!!

 

 というくらい、ETERNAL2が良かったです。

 公演が発表されたときは、追加キャスト6人中5THE RAMPAGEで、大丈夫かな??(演技経験とか)ってかなり不安だったんですけど、蓋開けてみたら全然大丈夫だった!

 メインビジュアルが出たとき、龍くんだけ強い敵キャラ感のある別枠って感じの配置だったので、龍くんが一人で敵キャラ?!ってかなり不安を感じていたんですけど、これも大丈夫だった

 ランページの中に独り放り込まれる福澤くんも大丈夫なのかな?!って思ってたけど!やっぱり大丈夫だった!!
 私が初演を見に行った理由の人たちが今回出ないけど楽しめるのかな?!5公演も取っちゃって大丈夫だったかな?!って思ってたのも大丈夫だった……どういうこと?!

 と、私が公演開始まで抱えていた全ての不安たちはクリアされてしまいました。THE RAMPAGEポテンシャル高すぎ。

 殺陣の量もヤバいし。舞台パート約70分のうち、60分くらいは殺陣やってると思う。それって演技初めて、舞台初めてって人がやる量ではないのでは??みんないつも踊ってるんだからアクションできるよね!って思ってるでしょ、HiGH&LOWみたいに!HiGH&LOWみたいに!
 それからストーリーも、ちゃんとしている。主人公チームと敵チームが単純に善悪ではないこと、キャラクターが話の中で成長していくこと、主人公にぶれない信念があること、一人ひとりがキャラクターとして成り立っていること
 タイトルに入っている「正義」(ってセリフが作中で使われないのもまた良いところなのかも)が各々にあって、それによって敵対することもあれば憎むこともあるし怖れることもあるし、「正義」をわかち合うことは難しいけれど、相手の「正義」を理解したり、時には妥協することで共に歩むこともできる。各々が目指す未来のために何ができるか考えようよ。っていうのが多分今回のテーマ(個人の感想です)。
 そうやって出来上がったETERNALは、外野に「本職俳優じゃない人たちがやってるじゃん(笑)」とか言わせない力がある。贔屓目込みで

 

 それから前回にはなかったおまけコンテンツの陰ナレ。
 事前に脚本家から「映像には入らないかもしれない、開演前のコンテンツ」と言われていたのが、開演15分前・5分前の陰ナレでした。誓約団/ニクラス隊の2バージョン。感染症対策や観劇マナーへの協力を求めるもので、RIKUさんが提案した?っぽい?レンブラント様のセリフ「気を悪くしたなら謝ろう」にRIKUさんの気持ちが見えるなぁと思いました。
 初日の公演前に突然レンブラント様が話し始めた瞬間にETERNAL限界オタクは泣いてしまい、これから本編なのに大丈夫か?って感じでしたね。これは大丈夫ではありませんでした。

 

 初演で大好きだったライブパートは、その「大好き」の主要部分を占めていたものがなくなったので、これまた大丈夫かな?!と心配だったんですが、MA55IVEWay upが大好きなので大丈夫でした。ありがとうMA55IVE…。ランペ版No Limitも好きなので大変良かったです。
 師匠(武知海青)のジャズダンスがベースになってるパフォーマンスも大好きです。水曜夜公演でいきなり上裸で現れたときはびっくりしました。そういうところも好きです。あと最近はしょごたんのダンスも好きです。

 

 ETERNAL2に対する私の概略は以上です。以下、各キャラに対する所感とか書いてたら大変な分量になってしまいましたので適当にお付き合いください。

 

 


 レンブラント様の髪型が原作準拠になりましたね。去年は素知らぬ顔でRIKUさんの地毛金髪で出てきたのに、どうしちゃったんですかね?素知らぬ顔で原作準拠になりましたね?せっかくなら後ろの髪の毛も付けてほしかったです。絶対似合うから。

 前作でリーフェンを国王の座にはつけないぞってやったのに、自分の国はリーフェンと一緒に作るつもりなのすごい、神経図太すぎ。聖杯を受け取らなかったのは、兄さんも王家の人間なのだから一緒に国を作りましょうってことだったのかな?
 リーフェンの言った「大切なものが踏みにじられないように」「誰かを踏みにじるようなことをするな」という言葉が今のレンブラントの礎になっているので、何があってもいつまで経ってもリーフェンは自分にとって大切な兄さんってことは変わらないんだろうな。
 リーフェンに寝首を掻かれようが、それで良い国になるのなら構わないと思っているところも怖いよ。ジーンがルークに「レンブラントを駒として見てんのか」と詰め寄ってたけど、レンブラントを国のための駒として見ているのは他ならぬレンブラント自身なんじゃないの~??

 それから常にポジティブ、というか、「こういうことをしたら相手に嫌がられるのではないか?」っていう考えにならなそう。もしくは、そういうことを考えはしても、「でも私の理想の国を作るためには必要なのでやりますね!」ってなりそう。

 ニクラスやオズヴァルドに自分のやってきたことを否定されてもすぐに乗り越えるし、リーフェンに甘さを指摘されても受け入れて、なら知らなくてはならない!ってなるし。レンブラント様はどこまでも前向きだなぁ。反省はするけど後悔はしない、自分の思い描く未来のためにただ進むだけ。
 ある事実に対して自分の認識と違う真実を突きつけられても、そんなの嘘だ!ってならないで、そういうことでもあったのかって受け止めることができる。しかも、それが真実なら私はあのときああすればよかったって後悔するんじゃなくて、それが真実なら私は今からこうしよう!ってなる。怖いわ(私にはできないので)。でもそこがレンブラント様の魅力ですね。

 ニクラスたちとの対話を通して、リーマー家としてではなく、レンブラントという一個人として「誰も見捨てない」ことを誇りにすると決めたレンブラント様。今までのリーマー家が、貧民街を無視したり、オルドを迫害してきた歴史を省みて、新しい国を作ろうとしているんだなぁと思いました。
 誰のことも見捨てないよう、いろいろな立場から意見を聞いて、理想の国を作ろうとするレンブラント様、う~~んやっぱり怖い!!まっすぐなままで!!兄であるリーフェン様は折れたり曲がったりして生きてきたけど、レンブラント様はまっすぐなままめきめき太くなってくみたいなイメージ!大樹かな?!
 でもレンブラントがそうやって育ったきっかけはリーフェンの言葉にあるわけで、う〜〜〜んそのへんいかがですかリーフェン様~??!

 あと悪いオタクのみなさんにお教えしたいんですけど、今作ではレンブラント様が後ろ手に縛られてやましょ(ニクラス)に引っ立てられていくシーンがありまぁ〜す!!ランペのボーカルを拘束していいんかい?!ってなりますので機会があれば是非見てくださいね。

 


 そんなレンブラント様を王にすると前作で決意したのがルークなわけですが、もう冒頭からクロエと喋ってるふりしてレンブラント様に話しかける強火ムーブしてましたねあの従者。
 一見クロエの発言に受け答えしてるように見えますが、敬語なので実はクロエじゃなくてレンブラント様に向けて喋っているんですよね。先に喋ったのはクロエなんだからクロエの相手をしてやれよでもそういうルークが好き

 レンブラントが行方不明になって動揺するもすぐに気を取り直し、このまま追いかけてお前たちまで死んだら国はどうなる、レンブラント様のための国ではない国のためのレンブラント様だ、って言い出すの、ルーク・コーレインは本当に、国を統べるリーマー家を代々支えてきたコーレイン家の者だわジーンがルークにお前はレンブラントを国のための駒と思ってるのかよって言うけど、それはコーレイン家の立場としての考えで、ルークとしては駒だと思いたくないと思ってると思うよ。ていうかまずそのレンブラントが自分のことを国のための駒だと思っているジーン、次はレンブラントに詰め寄ってほしいな

 レンブラントが「やっぱり王は兄さんがなるべきだ」とか言い出したらどうするんだろうねこのコーレインは?リーフェン様も王族であることに違いはないから全然オッケーなのかな?前回リーフェン様のこと裏切ったけどな?コーレインとしてはオッケーかもしれんけど、ルークとしては……

 


 そして前作でレンブラント様に敗退し行方不明になっていたリーフェン様、意外と元気そうでなによりです。一体今までどこにいらっしゃったのですか。どうしてレンブラント様のピンチに突然現れたのですか。どういう経緯があってギルバニアの闘技場にいたんですか。謎すぎ
 前回まあまあボコボコにされて、聖杯は兄さんが持っていてくださいと温情をかけられて(二人はそう思ってないけど、第三者から見ると割りとそう)もなお、「愚」と呼ぶリーフェン様、やっぱレンブラントのことちゃんと弟だとは思ってんだなって感じがして好きです。
 そんなリーフェン様が、ルークのことはコーレインって呼ぶので、こいつもルークのことをルーク個人ではなくコーレインという家の者だと思っている!ルークと同じ考えでいる!やっぱりリーフェン様とルークは気が合うのでは?!となってしまう……1のときのこの主従が好きなばっかりに。ルークはもうリーフェン様の側近ではないのに。ここの話だけで1000文字くらい書いちゃうよ

 最後のシーンで弟が持ってきたポーションを受け取らない場面はリーフェンなりの矜持というか強がりかなと思ったんですけど、たぶん単純に負傷していないだけですわ。ガッファーと戦ってたからイムランに狙撃されてないし。兄さん強いし。本当に不要だったんだろうな。あんたは強ぇよ、ってジーンに言われるだけある。

 コニーの危機にサッと駆け寄ってイムランをグサッてできるリーフェン様はなんなの?一撃必殺なんだが?ちゃんと抱きとめてあげるし、別れの言葉も言ってあげるリーフェン様もしかして優しいのでは??

 ところでリーフェン様は、ニクラスたちにレンブラントと一括でリーマー家扱いされてるときどんな気持ち?

 あとレンブラントに「やつらの母親が望んで人の子を孕んだとでも?」と言うシーン、藤原樹による「人の子を孕んだ」というセリフはちょっと悪いオタクだったら全員聞きたいセリフでしょ。ピンと来たら、機会のある時に絶対ETERNAL2を見てくれよな

 


 なんだかさっきから必ずジーンの話が出ている気がします。
 ジーンは派手な見た目で酒と女の子が好きな色男、しかも結構クレバーで仲間思いっていう、ちょっと盛りすぎですよね設定。全部活かされてるし。
 前作で稽古なんてめんどくせーけどこのままだと強くなれないからちゃんと稽古するわって決めたりとか、オルドをおびき寄せるために上着を放置してみたりとかしてみせるジーン、しっかり頭が回る。というか、レンブラントと同じくらい「こうなるためにはどうしたらいいか」を考えて行動している(のがわかりやすい)キャラ、だと思う。反省成長が見えやすい。

 今回も前半でオルドの扱いがどう王位継承がどうっていう話を「そんな小難しい話はやめだ!」って遮ってたのに、後半では単にレンブラントが王になるだけではだめ、どんな国でどう生きていくかを自分で考えないと、って言うの、うわぁジーンがレンブラントの影響を受けて成長してる!ってなるもの。それって引いてはリーフェン様の影響なんですよ、リーフェン様!!

 憎いはずのオルドから託された小動物をきっちり守りきって返却するのもさぁ、義理堅いよな。
 ラップパートの「そこに注ぐ愛の水をdropping」が好きです。

 

 

 ジーンの幼馴染兼相棒のクロエは今回も通常営業でした。ジーンが比較的変化(成長)していくキャラなのに対し、クロエは変化が少ないキャラ。

  自分の人生をめちゃくちゃにしたオルドが憎くて怒り、味方を傷つけたオルドが憎くて怒る。傷ついた仲間には手を貸し、仇は俺がとると言わんばかりに剣を振るう。直情型の特攻隊長、誓約団ナンバーツーのクロエでした、今回も。

 原作のほうのETERNALに、アークロアというアイテムに付随する小話が読めるコンテンツがあって、舞台クロエのもあるんですが、確か「怒りに身を任せてはいけない。静かに怒りを溜め、相手にぶつけるのだ」みたいなことが書いてあって、たしかに初演の時と比べたら、相変わらず直情型ではあるけどワンクッション挟めるようになったのかなと思いました。オルドが憎いだから殺すというのではなく、憎い憎いんだから殺してもいいだろ?と誰かに確認をする、というのが挟まっただけでも、クロエとしてはちょっと成長、かな、と思いました。

 

 

 誓約団最後の一人キャメロンは、このメンバーの中では一番最後に仲間になったのに、もう部隊長になっていてすごい。ナンバーツーのクロエから「おいポンコツ貴族!」とか言われてるけど、複数のオルド兵相手に一人で立ち回りもしてるし、マティアスに二回狙われてもなんとか凌いだし、キャメロンって実は意外とちゃんと強いんだね。

 「また守れなかった、部下を、僕が」と悔やんで戦場で泣いてしまうあたりはまだまだだなって感じだけど、それでもキャメロンは、戦争に身を置く限りまた部下を失う可能性があってもそれでも、誓約団として戦う決意をしているんだろうな。

 マティアスに俺らを恨んでるんじゃねぇのかよ!と聞かれて、素直にはいと答えながら、恨んではいても手を取ったら何かが変わるのかもと考えたキャメロン、彼もまた成長している。前楽の日替わりめっちゃ滑ってたけど。

 頑張れキャメロン。メロンメローン!

 

 

 

 そして今回からの新キャラ、ニクラス部隊とファルサリア組!

 ETERNALはほんとオタクの好きなキャラを作るのがうまい!!

 
 ニクラス隊が赤子の声とともに登場するのは、初見だとなんで赤ちゃんの声を入れたんだろう?って思うけど、彼らの生い立ちを知るとなんかこうつらい演出だなというか。別に赤子は悲しいから泣くわけじゃないんだけど、勝手に悲哀の感情を乗せて見てしまうな。

 指笛の合図一つで撤退・突撃ができるという描写で、統率力の高さが表されていて良かったです。


 それにしてもニクラス隊長のキャラメイクがいい。やましょさんよくそのパーツを選んだなって感じ。髪型とメイクがすごく決まっている。

 レンブラントを闘技場に引っ立ててきた隊長は「一対一、正々堂々といこう」と言いますが、レンブラントは一人×3戦で、オルド側は一人×1×3回なので全然正々堂々じゃないんですよね。そもそも自分たちを氷の地に追いやったリーマー家と正々堂々勝負する義理無いもんね。それでもあくまで表面上は「正々堂々」であろうとするのが、ニクラスのオルドとしての矜持なのかもしれないな。卑怯な手を使ってないよ、俺たちはお前ら(人間)のように汚くないよ、誇り高きオルドなんだよ、って。
 このシーンを始め、ニクラスは先導者としての魅力がすごく高い。やましょーさんすごいなぁ。初日に見て、やましょーさん毎回こんなに大きな声出してたら喉枯れちゃうよ!?って心配してたのに、最終日までその調子でやり続けられてすごいよ、やましょーさん。

 

 子供を愛せない母の苦しみ、母に愛されない子供の気持ち、このへんは多分リーフェン様も同じようなものを抱えていて、前回から続くテーマなのかな。ならそれと相対するレンブラント様は母を愛し愛されて育ってきたのかと言われたら、特にそうとも言われてないんだよな。愛されていたんだろうなとは思うけど。対立構造になってるわけだし。私が忘れてるだけで 1で言ってたかもしれんし。


 RIKUさんがやましょさんをハグするが、そこでのやましょさんのセリフが「コニー!俺ごと殺せ!」な舞台ETERNAL…。俺ごと殺せじゃないんだよ隊長!コニーちゃんがそんなことできるわけないでしょ!!からの、それを見たマティアスが階段降りて向かってくるの怖い〜〜やめて~~マティアスこっち来ないで隊長殺さないで待って~~となったので、ガッファーが放火してくれて助かりました(助かってないよ!)

 

 リーマー家は自分達から全てを奪ったけど、「レンブラント」は自分たち(オルド)を排斥せず一緒に生きる道を探していて、逆に仲間だったはずのオルド軍は自分たちに刃を向けたっていうのはもう、レンブラントに着いてしまうわな。そしていつか、ニクラスたちがオルドと人間の架け橋になったりするのかもしれない。

 

 

 気が優しくて不器用なコニーちゃん、初見の時は「ほんと保護……」って感じだったけど、ルークから「希望」という言葉を教わり、ジーンから「仲間を守る」戦いを教わって、最後は自らイムランに立ち向かった姿を見ると成長著しくて保護とか言ってらんねぇな!

 戦闘が嫌いで、みんなが積極的に戦ってても様子見してるし、敵が打ちかかってくれば相手をするけど、って感じで、戦えば強いけど戦いたくないから兵士に向いてない。そんなコニーちゃんが戦わなくては生きていけないようなこの世、私が変えなくちゃ……コニーちゃんが戦わなくていい世界にしなくちゃ……という決意をした。作戦がうまくいかなくて「戻って、もう一度!」って指示しちゃうところもほんと兵士に向いてないよ

 決意したけど、相手を殺すための戦いではなくではなく大切なものを守るための戦いを知り、実行に移せたコニーちゃんならこんな世界でもきっと生きていけるね。でも早く戦わなくていい世界になってほしいね

 敵であるジーンに友達を託せるの、コニーはオルドだ人間だっていうのをあんまり気にしてないのかな?と思いました。

 

 オズヴァルドに怒られて階段でしょんぼりしているコニーちゃんかわいいし、「う、うん!あと一人か二人、かな」って報告しながらエヘヘって感じに笑うのもかわいい「俺の腕切り落とせ」で一人だけ目を背けちゃうのもかわいい……だめだやっぱコニーちゃん保護する

 

 

 一方で好戦的なのがマティアス。自ら進んでロイをボコボコにするレベル。すがりついてくるキャメロンも足蹴にするレベル。脚本家から、初稿があまりにも本人だったので書き直したと言われていたマティアス、元はいったいどんなキャラだったんだというか浦川翔平がいったいどんな人物なんだ
 マティアスとオズヴァルド、長物の扱いが初めての舞台とは思えないほど上手い。特にレンブラントに武器を弾かれたマティアスが、槍をぐるんぐるん振り回しながらポジション取りするのもすごい。よくそんなに振り回せるな。もしかしてしょへさんは普段から槍持って生活してる?

 マティアスも人間憎しという気持ちは多少あるんだろうけど、「(戦う目的は)お前たちを殲滅せよ、だっての!」という言い回しに若干の他人事感を感じるなぁっていうのは私の考え過ぎでしょうか。これと「任務に忠実」という設定も踏まえてみると、「ファルサリアにルーツを持つ者として戦い(=殺し)を好む傾向はあるものの、イムランやガッファーとは違い命令にはちゃんと従う」っていうキャラ造形なのでは?!って、私はなります。

 

 

 副長のオズは義憤で動いている。レンブラントを仕留めると名乗り出るのも、マティアスが戦いたくて名乗り出たのとは違って、こいつを絶対に許せない!だから俺がとどめを刺す!という気持ちなんだと思う。

 チームの二番手で熱くなりやすい性格というのはクロエと似たポジションなのかなって思う。人間(オルド)を許せない!ってところとか。最後のシーンでイムランを見失ってる(イムランは最初から戦況見るためにふらふらしてて全く戦ってない)ことに全然気づいていないあたりも、カッとなったら周りに構えなくなるタイプらしいし。二人とも髪赤いしな。

 

 リーフェン曰く「普通なら生まれてすぐ殺される」定めのニクラスたちがここまで育った理由も知りたいよ。独りで必死に生き抜いてきたのか、ミックスを支援する誰かに育てられたのか。なぜマティアスの腕にファルサリアの刺青が入っているのか。その答えは…ETERNAL3ですかやっぱり!?

 

 

 ファルサリアはこれオタク全員好きです。ETERNAL見たオタクは全員ファルサリアに刺されて帰ってきます。私もそうです。ファルサリア組のダンスパートがダンスもBGMもすっげえ好きです。前楽配信がこのパート半分以上引き気味で二人とも映るように撮ってくれててありがたみしかない。龍くんと侑くんが同じ振り付けを踊っているのほんと良い。ありがたい。拝。

 

 まずガッファーが。物陰から出てくるじゃないですか。ここまでみんな堂々と舞台に出てきて戦っていたのに、ガッファーはふらっと奥から出てきてレンブラントを不意打ちする。これでもうみんなとは毛色が違うのがわかるよね。龍くんが強そうな敵キャラポジションをやることについて本気で心配していたけど完全に杞憂だった。勝手に心配してごめん。

 異質さの象徴になるガッファーの描いた花の絵。それを見てルークは「異様ですね」と言い、ロイも「理由まではわからない」が「遊びやがって」と言い、今は味方のオズヴァルドさえも「ったく……」とぼやく。みんな自分の視点から評価して理解していて、ガッファーがなぜ描くのかを考えたことがない、というようなセリフ運び。相互理解をしようと考えてないのがわかって好きだなぁ。

 でも自分が殺した相手の血でお供えの絵を描くガッファーもガッファーかなって思います。命を奪うほど神に近づけるので殺しをするが、殺した相手が天国へ行けるよう花を供えるって、なんか矛盾というか、結構エゴイスティック。狩猟者が狩った獣をきちんと葬るみたいなことなのかな?もっと理解したいからファルサリアのこともっと教えてほしい。エル・ゴルに戻るのはそういう命令があってのことなのか、イムランが死んでしまったからなのかも教えてほしい。そのへん全部ETERNAL3やって教えてくださいお願いします!

 

 ガッファーが油を入れていたのであろう容器がどう見ても土器(かわらけ)なのも良い。プラスチックのバケツとかじゃないところが。世界観を守っていて。まあETERNALは世界観を守りすぎるあまり原作の回復アイテムが急に出てくるんだけど。それはちょっとなんかなって 1の時から思う。イムランにもポーション使ってやれよ!まだ間に合うだろ!

 

 

 イムランはオタクみんな好きなやつです。好きでしょ、傭兵として他国に雇われて殺しをするククリナイフと銃を使うマフラーで口元を隠すタイプ美人のことはみんな。他者の攻撃が届かない高所から一方的に狙撃してきてさぁ。腕には蛇の刺青が入ってるし、ダンスも上手いんだぜ。好きだろ。

 イムランのヤバさポイントの「俺の腕切り落とせ」は、ヤバいっちゃヤバいけどこいつらいつも雇われ先でトラブル起こしてはこんなことやってんだろうなって感じがした。やれやれみたいな感じでガッファーの肩ポンしてるし。や、雇われて来てるんだからちゃんと働け!現場を乱すな!!

 イムランがニクラスたちに言う「お前らは捨て駒だ。あいつらにとっても」の「も」ってどういう意味なの?「も」なんだから、ヴァルガーたち以外にもニクラス隊を捨て駒だと思ってる存在がいるってことだよね?それは誰??教えてイムラン!!待って死なないで!!いつかあるETERNAL3にも出て!!


 イムランがリーフェンだけ撃たなかったのは、リーフェンがガッファーと戦ってて、あれはガッファーが殺すから手を出す必要がないと判断したとかだったらいいな〜と思いました。でもリーフェンが想定以上に強かったので、一撃必殺を受けて斃れてしまう。ここのイムランから流血している演出、好きです。

 そんなイムランに自分が殺してきた者たちと同じように、花を描き供えるガッファー。ガッファーの弔いの気持ち(儀式)は敵味方誰にも分け隔てなく行われるものなんだね

 

 最初に書いた感想の繰り返しになりますが、2のメインビジュアルで龍くんは一人チームかな?という配置にいたので「龍くんは福澤さんと組んでやる感じなのかな?演技経験の少ない龍くんを福澤さんがカバーする、みたいな?」と心配していました。けど蓋開けたらなんか全然、何も心配することなくて。勝手に心配してごめんねってなった。それはしょへさんとたっくん、師匠にも同じことを思っていたんだけど、みんな全然心配することなかったし、逆になんでここまでやれてるのかが不思議で怖い。まありくさんも演技初めてでいきなりレンブラント様やってたわけだし?みんなの頑張りとポテンシャルの賜物?ランページ怖

 

 

というわけで長くなりましたが以上ETERNALの感想でした!

 12もまだ円盤が出てないんですけれども、今後もし配信などありましたら見ていただけると嬉しいなと思います。

 

皆に聖なる月の加護があらんことを!(あらんことを!)